日本古代史関係研究文献目録データベース
小口雅史編
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21. 五味 文彦 書物史の方法-『本朝書籍目録』を素材に|中世の書物世界の枠組み(未完の歴史書-『扶桑略記』と『今昔物語集』『栄花物語』)|文士と諸道の世界-『朝野群載』を読み解く|言談の記録と場-『中外抄』『富家語』と『江談抄』|賢
王
の記録-院政期の和歌と漢文学)|書物の表と裏(奥書の書物史-年中行事書の展開|紙背に書物を探る-『中右記部類』と藤原忠親|家記の編集と利用-法書と検非違使の記録|作為の交談-守覚法親
王
の書物世界)|
王
法と仏法の言説(今様と音芸の
王
権-『梁塵秘抄』の世界|歌僧と勧進-『宝物集』を探る|
王
権と説話-『古事談』『続古事談』『六代勝事記』|発心と遁世へのいざない-『発心集』・往生伝・『閑居友』)|説話の文法(雑談の時代-『今物語』と『宇治拾遺物語』から|紀行文の形成-『海道記』『東関紀行』の歴史的位置|芸の伝承と家-
楽
書の展開|説話集と家-『十訓抄』から『古今著聞集』へ)|書物世界の再編(書物世界の再構築-後嵯峨院政と書籍の展開|歴史書の時代相-『百練抄』と『五代帝
王
物語』|関東の記録と物語-『吾妻鏡』の形成|経巻の説話学-日吉山
王
絵巻の周辺)|読者と観衆の誕生-『野守鏡』と絵巻|むすびにかえて
刊行年:2003/12
データ:『書物の中世史』 みすず書房
22. 中沢 新一|赤坂 憲雄 歴史の欲望を読み解く網野史学(知の制度の中に単独で立った人|網野善彦への歴史学界の反発|『蒙古襲来』に高々と掲げられたモチーフ|否定性の歴史学|日本人の野性|『無縁・公界・
楽
』による挫折|歴史の欲望を実証する難事業)|北へ、南へ、朝鮮半島へ広がる問題意識(民俗学へ、朝鮮半島へ|民俗学の欲望はどこへ行ったのか|原-無縁=自由空間の普遍性|北につながる結社、南につながる結社|定住と漂白の同時性|「中心と周縁」の構図に戦いを挑む|差別の視点から見る日本と朝鮮半島)|「天皇」という巨大な問題(天皇という存在の深さ|天皇は山川草木すべてを支配する?|
王
の二つの身体、さらにもう一つの天皇の身体|天皇の問題をリアルに問う|権力を国家を東北から考えなおす|天皇という存在の遠さ)|「東の歴史家」の意味(山梨という風土|西の歴史家と東の歴史家|差別をめぐるタブーの西・東|移動する人間、都市と貨幣|定住の終わりと定住の原理の柔らかさ|一万年の歴史を貫く風景)|何を受け継いでいくのか(単独者の跡を追って)
刊行年:2004/06
データ:『網野善彦を嗣ぐ。』 講談社
23. 小林 洋介 倭の五
王
論争 五
王
を結ぶ関係とは|大和国家論争 国家はいかにして形成されたか|任那日本府論争 日本府は実在したか|継体
王
朝論争 内乱は実在したのか|磐井の乱論争 磐井の乱異視点考察|仏教伝来論争 伝来の年次はいつか|大化の改新論争 改新は本当にあったのか|天皇論争 古代の
王
権と天皇|壬申の乱論争 乱の直接の原因とは|神仏習合論争 神宮寺と富豪層|古代の遷都論争 平安京までの遷都の理由は|律令国家体制論争 国家の性質とは|富豪層論争 律令国家の変革者|平安京論争 なぜ遷都したのか|遣唐使論争 なぜ派遣されたのか|幼帝論争 幼帝とはなにか|延喜・天暦の治論争 本当に「聖代」だったのか|将門の乱論争 将門の「新皇」宣言と独自国家|平安時代の民衆運動論争 志多羅神運動の示す諸様相|藤原氏他氏排斥論争 安和の変は何のために|国司苛政闘争論争 解任された国司と解文|摂関政治論争 摂関家は権力を独占していたのか|土地の私有と譲状論争 平安時代の私有と村落の様相|田
楽
と民衆論争 永長大田
楽
の主体諸階層|荘園公領制論争 成立はいつだろうか|院政論争 院政の実態と主体|平氏政権論争 平清盛はいかにして政権を握ったか|武士論争 その発生と「武」の意味|武士団の棟梁論争 後三年の役と義家の虚像|鎌倉幕府成立論争 どのように成立したのか
刊行年:1997/04
データ:別冊歴史読本 22-23 新人物往来社