日本古代史関係研究文献目録データベース
小口雅史編
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181. 関 俊彦 話題をよんだ古代の遺跡と遺物
刊行年:1992/11
データ:『日本古代史と遺跡の謎・総解説』 改訂版
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国民社 巻頭特集/最近の成果から(4版)→追篇2(5版以降)∥4~7版 目梨泊遺跡|上淀廃寺
182. 永井 英治 南北朝~室町期の権力と紛争解決
刊行年:2008/10
データ:歴史学研究 846 青木書店 2008年度歴史学研究会大会報告〈中世史部会〉中世の社会編成と紛争解決
183. 鈴木 卓治 デジタル史料の可能性.-拡大できる~野村正治郎衣装コレクション・小袖資料より|
自由
に見せられる~江戸幕府撰正保日本図|比べられる~額田寺伽藍並条里図[国宝]|まとめて見られる~館蔵錦絵コレクションより
刊行年:2003/10
データ:『特別企画[歴史を探るサイエンス]展示図録』 歴史民俗博物館振興会 デジタルで探る
184. 小島 祐馬 儒家の社会経済思想(封建制度と家族道徳|道徳的階級制度と知識階級の支配|革命是認と革命否認|徳化主義と世界主義|社会政策的諸思想)|儒家以外の学派の社会経済思想(墨家の兼愛思想|農家の君民並耕説|道家の虚無思想|法家の強国弱民説|司馬遷の
自由
放任説)
刊行年:1936/11
データ:『岩波講座東洋思潮』 第18回配本 岩波書店 東洋思潮の展開
185. 野口 実 王権のガードマン-滝口陣|
自由
だった囚人たち-獄所|女商人の活躍-七条町|葬地から芸能の場へ-鴨の河原|異変を告げる「鳴動」-将軍塚|コピーされた最先端の都-平泉と京都|疫神から京都を守る-四境祭|憧憬の京都-源頼朝
刊行年:1994/11
データ:『平安の都』 朝日新聞社
186. 新村 拓 医師の職業倫理|病の仏罰観と医療|障害者を見る目|救療政策の思想と肉親看護|往生人の死と下人の死|老と死を待つ生の自覚|患者の意思決定の
自由
|仏教医学と看護の理念|尊厳ある死のための看護|臓器の神秘性と物質化|死の個別化と葬送
刊行年:1989/08
データ:『死と病と看護の社会史』 法政大学出版局
187. シャルロッテ フォン ヴェアシュア∥河内 春人翻訳 ヨーロッパから見た東アジア世界|コラム序 多国間比較研究への展望∥朝貢交易 七-九世紀|コラム1 新羅物への憧憬∥唐物への殺到 九-一二世紀|コラム2 東アジアの錬金術と日本の水銀∥海を渡ったモノ|コラム3 唐物への憧憬∥
自由
貿易の高まり 一二-一四世紀|コラム4 倭物に対する称賛∥増大する輸出 一四世紀後半-一六世紀|コラム5 東アジアを廻りまわる国際特産品-紙と扇∥唐物輸入から倭物輸出へ
刊行年:2011/07
データ:『モノが語る 日本対外交易史 七-一六世紀』 藤原書店
188. 右代 啓視|鈴木 也|平川 善祥|三浦 泰之 はじめに∥北海道学の始まり|コラム1「非コロポックル論」|コラム2「北海道ニ保存スヘキ遺跡遺物」∥昆虫学への視点|コラム3「最年少の博士」|コラム4「河野ライン」∥民族学への視点|コラム5「北海道新聞社北方資料室」|コラム6河野広道著『北海道
自由
国論』∥考古学への視点|コラム7「犀川会」|コラム8「北海道原始文化展覧会」∥趣味と研究|コラム9「狐狗狸会」
刊行年:2007/02
データ:『北方文化へのまなざし-河野広道がみた北方世界-』北海道開拓記念館第146回テーマ展 北海道開拓記念館
189. 野田 只夫 畿内とその周辺(都市〈中世都市の発達|中世都市京都の形成|鎌倉期京都の市街地|京都における「町」の成立|法華一揆の京都支配|惣町・町組と町衆|複合門前町奈良|奈良の市街地構成|奈良の市と座商|奈良郷民の自治|堺の発達|国際貿易港=堺|堺の都市景観と富力|堺の自治組織|
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都市=堺|中世都市の景観〉)
刊行年:1975/07
データ:『日本歴史地理総説』 中世編 吉川弘文館
190. 森 浩一 河内の古地形と水上交通(政治と商業活動の中心地・大隅島|島流しに『延喜式』をもっていく|天皇支配から
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な水人|なぜ紀州勢力が淀川水系を握ったか)|隼人と倭人の伝統(エジソンの発明と山背の隼人|隼人の軍事力の重視|銅剣の記載のない「倭人伝」|倭人の武器の伝統を残した隼人|古代の龍信仰)|倭人と文字文化(文字文化の上限はどこか|文字文化の存在を明かす「倭人伝」|多文字併用文化がもつ活力|学問の面白さ)
刊行年:1990/07
データ:『古代史は変わる』 河合文化教育研究所
191. 高橋 富雄 講座日本史学思想史 前篇(古典篇)伝統史学の展開 第一講 歴史的世界の成立|第二講 古事記と日本書紀|第三講 古代正史|第四講 世継物語の構造|第五講 愚管抄における歴史哲学|第六講 神皇正統記|第七講 戦記物と吾妻鏡|第八講 本朝通鑑と大日本史|第九講 白石史学とその周辺∥後篇(近代篇)近代史学の系譜 第一講 文明史-歴史をつくる人の歴史|第二講 修史史学|第三講 近代史学の古典主義-京都学派の意義|第四講 思想史学-
自由
主義の季節|第五講 資本主義論争|第六講 民族の歴史学
刊行年:1958/01-1959/03
データ:日本歴史 115~123,124~9 吉川弘文館
192. 中沢 新一|赤坂 憲雄 歴史の欲望を読み解く網野史学(知の制度の中に単独で立った人|網野善彦への歴史学界の反発|『蒙古襲来』に高々と掲げられたモチーフ|否定性の歴史学|日本人の野性|『無縁・公界・楽』による挫折|歴史の欲望を実証する難事業)|北へ、南へ、朝鮮半島へ広がる問題意識(民俗学へ、朝鮮半島へ|民俗学の欲望はどこへ行ったのか|原-無縁=
自由
空間の普遍性|北につながる結社、南につながる結社|定住と漂白の同時性|「中心と周縁」の構図に戦いを挑む|差別の視点から見る日本と朝鮮半島)|「天皇」という巨大な問題(天皇という存在の深さ|天皇は山川草木すべてを支配する?|王の二つの身体、さらにもう一つの天皇の身体|天皇の問題をリアルに問う|権力を国家を東北から考えなおす|天皇という存在の遠さ)|「東の歴史家」の意味(山梨という風土|西の歴史家と東の歴史家|差別をめぐるタブーの西・東|移動する人間、都市と貨幣|定住の終わりと定住の原理の柔らかさ|一万年の歴史を貫く風景)|何を受け継いでいくのか(単独者の跡を追って)
刊行年:2004/06
データ:『網野善彦を嗣ぐ。』 講談社
193. 足立 尚計 トラ-将軍吉宗遺品というトラの爪 神であっても異国の畏怖の存在|オシドリ-夫婦の鏡、契りの祝い鳥 「おしどりのひとりね」は淋しい|ネコ-『本朝和名』で「家狸」と呼んで 怪談で有名だがやはり「招福」だ|カバ-しゃれから生まれた壁画の飾り いまは玄関先で千客万来演じる|ウサギ-愛きょうあるしり合わせの家紋 鳥ではないが「一羽」と数える|トンボ-「勝ち虫」と縁起をかついだ武人 古くから親しまれ語源には諸説|エビ-残る福井藩・吉久作の鉄製置物 長寿の印曲がった腰と長いヒゲ|タヌキ-地域や時代を超えファン絶えず 人間社会でがんばる姿に親しみ|キジ-恋も自然の中でこそふさわしい 「足羽の神の使い」でなじみ深い|キツネ-古来、人を惑わすと信じられた スマートな姿、神秘の権威十分|カマキリ-カマ振り回す野原の“ギャング” 日本には八種類、漢方薬に利用|コイ-立身出世の魚として古来貴ばれ 春嶽が竜門目指せと硯箱与える|シカ-丸い糞かたどり焼き物の土産品 哀しい鳴き声は歌人の歎き今に|ネズミ-語源は夜に活動する怪しい動物 若い女性はモルモットを想像?|カニ-語源は「赤い背中を持つ動物」か 「修行の為だ」と食べない宮司の家|フグ-猛毒秘めながらひょうきんな姿 鉄さ・鉄ちりは関西らしいトンチ|カエル-要らない進化ををとげた例なのか 丸く太った体形のカナヅチ組も|イヌ-ふっくらした身体が日本画にも 雪中で駆けっこする姿は風物詩|クジラ-ほぼ永久に姿消した伝統的食材 観光ツアーが人とのつきあいに|イカ-古くはカラスと死闘を繰り広げ 今は恋人たちを楽しませる味に|タコ-「悪魔の魚」なんてもってのほか 食べるのもかわいそうなくらい|シャチ-クジラやイルカの仲間の哺乳類 同類を食い物にして生き延びる|マンボウ-クラゲを常食として生き延びる ひょうきんな体形の「魚の王者」|カケス-カラスの仲間だが小柄で美しい 他の鳥のまねや人の言葉をまねる|カメ-浦島伝説から「めでたさ」を認識 長寿で縁起物によく使われる|サギ-雪深い日にも元気に突っ走る JRの特急列車「しらさぎ」号|クマ-民間薬として重宝された熊胆 殺すと山が荒れるとの俗信も|イノシシ-野性味が豊かな秋の味覚の王者 『日本書紀』には弑逆事件で登場|ムカデ-武運の神使で、福の神と仰がれ 信玄騎馬軍団の旗指物にも描く|ゾウ-若狭に来た足利義持への献上品 仏教絵画や量感のある作品にも|ニワトリ-「五徳」を表現した中国の雅楽 ほのぼの夫婦愛描いた藩主夫人|スズメ-『古事記』の時代から穀物と縁 平安貴族では「子飼い」流行|ウシ-古い時代では肉より力を頼りに 信仰上も神使として大切にした|ハマグリ-女房に化けて昔話や草子に 中国の古伝承で蜃気楼もつくる|ホタル-身をこがす恋の光と和歌に詠み 中国では「蛍雪の功」のたとえも|タイ-古代人は容姿から「赤女」と呼び 呪力ある神聖な魚として神饌に|アユ-運動不足で図体デカイ養殖もの なぜか現代の我々と重ねて見る|キンギョ-戦国時代ごろ観賞用として渡来 今は熱帯魚の流行でエサ金に|ツバメ-夫婦仲良く子をよく育てて勤勉 軒先の巣作りも歓迎し保護した|イルカ-頭よく快適に泳ぎクジラに属す シャチへと変わったという話も|ツル-三鳥といわれ武家社会で最高肉 徳川将軍の鷹狩りで第一の獲物|ヘビ-神話も多く神と畏怖の両面あり 夢に現れると「吉兆」との信仰も|ブタ-縄文時代から重要なたんぱく源 生活用具にも愛らしい姿で登場|タカ-凛然とした姿に亡国の誇り託す 武士台無しタカ飼いの文化開華|カブトムシ-たい肥の衰退とともに珍希種に 見た目の良さが現代人にもてる|コウモリ-西洋の嫌われ者は東洋の縁起物 迷走センセイによく似合うかも|カワセミ-文人らに愛された「生きた宝石」 『源氏物語』では黒髪の例えにも|ゴキブリ-見た目悪く病原体まく嫌われ者 飼育しやすく実験用に高い人気|ハト-軍神の使いとされ源氏と深い縁 丸く愛らしい姿が平和の象徴に|ホトトギス-黄泉へ導く鳥は勝家の辞世にも 風雅な声は文人たちに愛された|ラッコ-上下左右よくなびく上質な毛皮 千島では密猟者の手で激減した|ハクチョウ-天空駆ける「羽衣伝説」のモデル 穀物神としても信仰される霊鳥|ライチョウ-狩衣に、純白の浄衣に、「衣替え」 聖域を
自由
に舞う気品の貴族|セミ-「悲しさ」や「わびしさ」の情景が 似合う無情感ただよわせる
刊行年:2003/02
データ:『ことばの動物史-歴史と文学からみる』 明治書院