日本古代史関係研究文献目録データベース
小口雅史編
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3161. 久保木 哲夫 八曲小屏風|
源氏物語
切|新古今集切(道也切)|
源氏物語
歌切(松尾切)|風雅集切|古筆張交六曲小屏風|新続古今集切(仏光寺切)|後拾遺集切(八幡切)|千載集切(八幡切)|後拾遺集切(八幡切)|飛鳥井雅康筆勅撰集巻首和歌切|同|歌切(如意宝集切)
刊行年:1999/08
データ:『皇室の至宝 東山御文庫御物』 2 毎日新聞社 図版解説 古筆切|大職冠経切
3162. 工藤 重矩 一夫一妻制としての平安文学・補説
刊行年:1990/06
データ:語文研究 69 九州大学国語国文学会 ←文学55-10 平安朝の結婚制度と文学
3163. 鬼頭 清明 年中行事絵巻(平安時代の年中行事)|
源氏物語
絵巻(貴族の調度(2)|貴族の寝室(1)(2)|貴族の娯楽(1)(2))|駒競行幸絵巻(庭園と自然)|貴族の一日|貴族の食生活|信仰と死生観|平安京の盛衰
刊行年:1990/09
データ:『復元の日本史』 毎日新聞社 貴族の調度(1)は署名なし
3164. 佐野 みどり 古典文化の完成|王朝の生活と風流|判じ絵の世界|風流造り物|物語を描く|絵巻の形式|
源氏物語
絵巻と女絵|信貴山縁起絵巻|伴大納言絵巻|絵巻の構図|絵巻の表情|中世の子ども・老人・女性
刊行年:1997/11
データ:『日本美術館』 小学館
3165. 財津 永次
源氏物語
絵詞「橋姫」「蓬生」「鈴虫」「宿木」|藤原有年申文|虚空蔵菩薩念誦次第紙背|潅頂阿闍梨宣旨官牒紙背|源兼行|小野道風ⅠⅡ|藤原佐理ⅠⅡ|藤原行成ⅠⅡ|藤原伊行
刊行年:1975/02
データ:『書の日本史』 2 平凡社
3166. 秋山 光和 秋山光和・藤田経世『信貴山縁起絵巻』東京大学出版会,1957|秋山光和『平安時代世俗画の研究』吉川弘文館,1964(再版,2002)|秋山光和『王朝絵画の誕生《
源氏物語
絵巻》をめぐって』中公新書,1968|秋山光和『日本絵巻物の研究』上・下,中央公論美術出版社,2000
刊行年:2003/12
データ:『日本史文献事典』 弘文堂 第Ⅰ部
3167. 高橋 亨 高橋亨『物語文芸の表現史』名古屋大学出版会,1987|山中裕『歴史物語成立序説』東京大学出版会,1962|山中裕『平安朝文学の史的研究』吉川弘文館,1987|山中裕『
源氏物語
の史的研究』思文閣出版,1997
刊行年:2003/12
データ:『日本史文献事典』 弘文堂 第Ⅰ部
3168. 菅原 秀 学問・文学(本朝文粋|本朝麗藻|和漢朗詠集|
源氏物語
|蜻蛉日記|和泉式部日記|紫式部日記|更級日記|讃岐典侍日記|平中物語|枕草子|栄花物語|紫式部と清少納言|相模|赤染衛門|馬内侍|三十六歌仙)
刊行年:2005/09
データ:『日本古代史事典』 朝倉書店 国風文化
3169. 山中 裕 宮廷人の生活はどのようであったか|平安時代の宴と節会|物合わせ|平安時代の女性の地位はどんなであったか|文学に現れた平安時代の「婿取り婚」|『
源氏物語
』はどうしてできたか|歴史の見方はどのように変わっていったか
刊行年:1973/06
データ:『日本歴史の視点』 1 日本書籍
3170. 日向 一雅
源氏物語
と年中行事
刊行年:2010/11
データ:『国際学術研究会「交響する古代」予稿集』 明治大学大学院文学研究科|日本古代学教育・研究センター 都市空間と物語 朝賀|踏歌|騎馬打毬|追儺 交響する古代-東アジアの中の日本
3171. 西郷 信綱 序説|叙事詩の時代(英雄時代|古事記|日本書紀・祝詞・風土記|記紀歌謡)|抒情詩の時代(抒情詩の形成|万葉集|和歌と漢詩)|物語文学の時代(散文の成立|初期の物語|女流日記と随筆|宇津保物語と
源氏物語
|古代末期文学の諸動向)|結語|文献解説・年表
刊行年:1951/10
データ:『日本古代文学史』 岩波書店 岩波全書
3172. 稲本 万里子 美術(
源氏物語
絵巻|信貴山縁起絵巻|伴大納言絵巻|年中行事絵巻|鳥獣人物戯画|地獄草紙|吹抜屋台|引目鉤鼻|平家納経|扇面法華経冊子|懸仏|覚猷)|宗教・信仰(六勝寺|毛越寺|白水阿弥陀堂|豊後富貴寺|伯耆三仏寺投入堂|蓮華王院)
刊行年:2005/09
データ:『日本古代史事典』 朝倉書店 平安末期の文化
3173. 村井 康彦 王朝の光と影|桓武天皇-造都と征夷の生涯|王朝のみやび(京都御所|応天門の変|貴族の生活|信仰の世界|
源氏物語
|王朝の文学)|惟喬親王-悲運の親王|王朝の落日(夢のあと|武士の台頭)|国母の系譜|時代概説・年表|藤原氏・皇室系図|探訪・王朝への道
刊行年:1975/05
データ:『人物探訪・日本の歴史』 2 暁教育図書
3174. 河添 房江 はじめに│「唐物」のはじまり-正倉院と聖武天皇│百花繚乱、貴族があこがれた「異国」-「国風文化」の実像│王朝文学が描く唐物趣味-『枕草子』『
源氏物語
』の世界から│武士の時代の唐物-福原・平泉・鎌倉│茶の湯と天下人-中世唐物趣味の変遷│庶民が夢みる舶来品へ-南蛮物・阿蘭陀物への広がり│「舶来品」から見た日本文化|参考文献|あとがき
刊行年:2014/03
データ:『唐物の文化史-舶来品からみた日本』 岩波書店
3175. 平栁 一夫 わが国の相続の歴史(相続はだれの問題であったか|弥生時代|律令、平安時代初期|平安時代後期、鎌倉時代|室町・安土桃山時代)|古代天皇家、徳川将軍家、江戸期大名家の相続争い(古代天皇家の家督騒動)|古典文学に見える遺産紛争ー遺産についての考え方(古事記|詞花和歌集(勅撰集)ー
源氏物語
|棠陰此事ー醒睡笑・塩尻・古事談|十六夜日記|椿葉記|徒然草ー西郷南洲遺訓)
刊行年:2001/10
データ:『古代からの遺産争い』 信山社
3176. 安田 政彦 臭いと匂い|糞尿都市(『今昔物語集』における臭い|平安時代のトイレ|平安京の道路と溝|庶民の排泄とトイレ)|屍臭都市(平安京の災害|疫病の蔓延|『今昔物語集』にみえる死臭・腐敗臭)|生活の中のにおい(身近な動物|動物の死骸|平安貴族の衣食住)|物語が描く匂い(『今昔物語集』と匂い|『
源氏物語
』と匂い)|貴族の生活環境とにおい(文学と花の香|生活の空間・移動)|記録されないにおい
刊行年:2007/02
データ:『平安京のニオイ』 吉川弘文館
3177. 高橋 裕次 和歌懐紙「梅近聞鶯」|和歌懐紙「幸逢太平代」|和歌懐紙「五月雨・寄神祝」|書状|一座之詩歌|
源氏物語
和歌色紙貼交屏風|和漢色紙帖|和歌懐紙「侍 行幸聚楽第」|和歌詠草「立待月・月前松・寄月旅」|和歌懐紙「寄松祝言」|和歌懐紙「春風春水」|勘返状|和歌懐紙「池岸有松鶴」|手鑑|和歌懐紙「池岸有松鶴」|詠草(身のうち茶)|和歌懐紙「籬菊露芳」|和歌懐紙「初春見鶴」
刊行年:2008/01
データ:『宮廷のみやび-近衛家一〇〇〇年の名宝』 NHK|NHKプロモーション 作品解説(近世の近衛家)
3178. 渡辺 滋 律(広橋家旧蔵)|寛平遺誡(醍醐寺旧蔵)|九条殿遺誡|西宮記(壬生家旧蔵)|延喜式(三条西家旧蔵)|別聚符宣抄(広橋家旧蔵)|北山抄(広橋家旧蔵)|春記|扶桑略記(広橋家旧蔵)|愚昧記(三条家旧蔵)|中右記部類(九条家旧蔵)|顕広王記(神祇伯家旧蔵)|阿不畿乃山陵記(高山寺旧蔵)|醍醐雑事記〔異本〕|
源氏物語
若紫(烏丸家旧蔵)|万葉集(烏丸家旧蔵)
刊行年:2011/07
データ:『必携 古典籍・古文書料紙事典』 八木書店 料紙の調査事例 古典籍
3179. 足立 尚計 トラ-将軍吉宗遺品というトラの爪 神であっても異国の畏怖の存在|オシドリ-夫婦の鏡、契りの祝い鳥 「おしどりのひとりね」は淋しい|ネコ-『本朝和名』で「家狸」と呼んで 怪談で有名だがやはり「招福」だ|カバ-しゃれから生まれた壁画の飾り いまは玄関先で千客万来演じる|ウサギ-愛きょうあるしり合わせの家紋 鳥ではないが「一羽」と数える|トンボ-「勝ち虫」と縁起をかついだ武人 古くから親しまれ語源には諸説|エビ-残る福井藩・吉久作の鉄製置物 長寿の印曲がった腰と長いヒゲ|タヌキ-地域や時代を超えファン絶えず 人間社会でがんばる姿に親しみ|キジ-恋も自然の中でこそふさわしい 「足羽の神の使い」でなじみ深い|キツネ-古来、人を惑わすと信じられた スマートな姿、神秘の権威十分|カマキリ-カマ振り回す野原の“ギャング” 日本には八種類、漢方薬に利用|コイ-立身出世の魚として古来貴ばれ 春嶽が竜門目指せと硯箱与える|シカ-丸い糞かたどり焼き物の土産品 哀しい鳴き声は歌人の歎き今に|ネズミ-語源は夜に活動する怪しい動物 若い女性はモルモットを想像?|カニ-語源は「赤い背中を持つ動物」か 「修行の為だ」と食べない宮司の家|フグ-猛毒秘めながらひょうきんな姿 鉄さ・鉄ちりは関西らしいトンチ|カエル-要らない進化ををとげた例なのか 丸く太った体形のカナヅチ組も|イヌ-ふっくらした身体が日本画にも 雪中で駆けっこする姿は風物詩|クジラ-ほぼ永久に姿消した伝統的食材 観光ツアーが人とのつきあいに|イカ-古くはカラスと死闘を繰り広げ 今は恋人たちを楽しませる味に|タコ-「悪魔の魚」なんてもってのほか 食べるのもかわいそうなくらい|シャチ-クジラやイルカの仲間の哺乳類 同類を食い物にして生き延びる|マンボウ-クラゲを常食として生き延びる ひょうきんな体形の「魚の王者」|カケス-カラスの仲間だが小柄で美しい 他の鳥のまねや人の言葉をまねる|カメ-浦島伝説から「めでたさ」を認識 長寿で縁起物によく使われる|サギ-雪深い日にも元気に突っ走る JRの特急列車「しらさぎ」号|クマ-民間薬として重宝された熊胆 殺すと山が荒れるとの俗信も|イノシシ-野性味が豊かな秋の味覚の王者 『日本書紀』には弑逆事件で登場|ムカデ-武運の神使で、福の神と仰がれ 信玄騎馬軍団の旗指物にも描く|ゾウ-若狭に来た足利義持への献上品 仏教絵画や量感のある作品にも|ニワトリ-「五徳」を表現した中国の雅楽 ほのぼの夫婦愛描いた藩主夫人|スズメ-『古事記』の時代から穀物と縁 平安貴族では「子飼い」流行|ウシ-古い時代では肉より力を頼りに 信仰上も神使として大切にした|ハマグリ-女房に化けて昔話や草子に 中国の古伝承で蜃気楼もつくる|ホタル-身をこがす恋の光と和歌に詠み 中国では「蛍雪の功」のたとえも|タイ-古代人は容姿から「赤女」と呼び 呪力ある神聖な魚として神饌に|アユ-運動不足で図体デカイ養殖もの なぜか現代の我々と重ねて見る|キンギョ-戦国時代ごろ観賞用として渡来 今は熱帯魚の流行でエサ金に|ツバメ-夫婦仲良く子をよく育てて勤勉 軒先の巣作りも歓迎し保護した|イルカ-頭よく快適に泳ぎクジラに属す シャチへと変わったという話も|ツル-三鳥といわれ武家社会で最高肉 徳川将軍の鷹狩りで第一の獲物|ヘビ-神話も多く神と畏怖の両面あり 夢に現れると「吉兆」との信仰も|ブタ-縄文時代から重要なたんぱく源 生活用具にも愛らしい姿で登場|タカ-凛然とした姿に亡国の誇り託す 武士台無しタカ飼いの文化開華|カブトムシ-たい肥の衰退とともに珍希種に 見た目の良さが現代人にもてる|コウモリ-西洋の嫌われ者は東洋の縁起物 迷走センセイによく似合うかも|カワセミ-文人らに愛された「生きた宝石」 『
源氏物語
』では黒髪の例えにも|ゴキブリ-見た目悪く病原体まく嫌われ者 飼育しやすく実験用に高い人気|ハト-軍神の使いとされ源氏と深い縁 丸く愛らしい姿が平和の象徴に|ホトトギス-黄泉へ導く鳥は勝家の辞世にも 風雅な声は文人たちに愛された|ラッコ-上下左右よくなびく上質な毛皮 千島では密猟者の手で激減した|ハクチョウ-天空駆ける「羽衣伝説」のモデル 穀物神としても信仰される霊鳥|ライチョウ-狩衣に、純白の浄衣に、「衣替え」 聖域を自由に舞う気品の貴族|セミ-「悲しさ」や「わびしさ」の情景が 似合う無情感ただよわせる
刊行年:2003/02
データ:『ことばの動物史-歴史と文学からみる』 明治書院