日本古代史関係研究文献目録データベース
小口雅史編
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181. 中村 裕一 官銜に関連する「守」と「行」|唐代の監国と文書|唐代の旌表門閭に関する文書的考察|
藩
鎮の軍職と幕職の告身|隋唐令逸文拾遺
刊行年:2005/01
データ:『唐令逸文の研究』 汲古書院 唐選挙令
182. 誉田 慶恩 風土と人間-山ふところにいだかれた村々∥原始・古代-神鏃の降る国(神々の武器|出羽国のはじまり|俘囚と社寺)∥中世-とりでの武士と山伏(鎌倉武士と修験|斯波氏の入部と伊達の経略|念仏と禅|最上氏の台頭)∥近世-紅花の里(最上の栄光と悲劇|出羽諸
藩
の成立)
刊行年:1970/09
データ:『山形県の歴史』 山川出版社 石鏃降る
183. 高倉 新一郎 蝦夷地開発の端緒(蝦夷地|蝦夷|アイヌの世界|ウイマム|渡党|上方商人の活躍|松前
藩
|寛文当時の蝦夷地|寛文九年の蝦夷乱)|蝦夷地開発の進展(鷹と砂金|場所|蝦夷交易|蝦夷檜|蝦夷地産業の発展|場所請負制と蝦夷|乙名・小使|場所の発達|国後・目梨の蝦夷乱)
刊行年:1959/03
データ:『蝦夷地』 至文堂
184. 東北史学会(森 嘉兵衛) 大昔の生活(縄文式文化|弥生式文化|古墳時代の文化)|奈良・平安時代の開発(開拓の発展|前九年・後三年の役|藤原三代の文化)|封建社会の成立(鎌倉幕府の政治|建武中興運動|民衆の生活と信仰)|近世封建社会の完成(戦国時代の動乱|
藩
制の建設|経済の組織)
刊行年:1954/05
データ:『岩手県の歴史』 東北出版
185. - 7~13世紀の政治・社会-東北地方の蝦夷(古代国家にとっての異民族の意味|東北地方北部と古代国家|蝦夷の社会|鎌倉時代のエゾ)|1~13世紀の文化(続縄文時代|擦文文化|オホーツク文化|土器文化の終わり)|13~17世紀の政治・社会(元・明とサハリン(樺太)のアイヌの人たち|安藤氏の内乱と鎌倉幕府の滅亡|コシャマインの戦い|松前
藩
の成立|シャクシャインの戦い)|13~17世紀の文化(擦文文化の終わり|14・15世紀から江戸時代まで)
刊行年:2001/03
データ:『アイヌ民族:歴史と現在-未来を共に生きるために-』 小学生用 アイヌ文化振興・研究推進機構
186. 坂本 太郎 政府が歴史を編集した時代(歴史のめばえ|古事記と稗田阿礼|日本書紀の立場|いわゆる六国史|この時代の歴史の学問|歴史編修の中絶)|物語風歴史と宗教的史論の時代(世継とかがみ|史論のはじめ|軍記物語|神道説と史論|正統的な史論)|歴史の学問的研究の芽ばえた時代(幕府の歴史編修|水戸
藩
の大日本史|初期の儒学者の業績|新井白石|国学者の古代研究)|歴史学の成立した時代(公私の修史事業|史学の研究とその施設|史観の変遷)
刊行年:1958/10
データ:『日本の修史と史学』 至文堂 坂本太郎著作集5修史と史学
187. 大石 直正 北の周縁、列島東北部の興起(日本国の東の境界|外が浜と奥州藤原氏〈柳之御所遺跡の発見|北奥の日本国への編入|北からの衝撃〉|奥州十三湊日之本将軍〈十三、四世紀のエゾ反乱|北辺の港町、十三湊|十三湊=日之本将軍体制|日之本地域〉|日之本地域の解体〈勝山館の落日|松浦
藩
の成立〉)
刊行年:2001/12
データ:『日本の歴史』 14 講談社
188. 浪川 健治 シャクシャインはなぜ蜂起したのか-アイヌと松前
藩
を経済的に追い込んだのは〝交易〟である|本州にもアイヌはいた!-北東北に展開した複合的民族文化の変容|蝦夷地産品はハイカラだった!?-「蝦夷趣味」が示す北へのエキゾチシズム|「北海道土人保護法案」は単一民族文化論のルーツなのか-「優勝劣敗」の社会進化論信奉者・加藤政之助が「保護」しようとしたものは?
刊行年:1993/09
データ:別冊宝島EX アイヌの本 アイヌに関わる歴史を捉えなおす
189. - 7~13世紀の政治・社会-東北地方の蝦夷(古代国家にとっての異民族の意味|東北地方北部と古代国家|蝦夷の社会|鎌倉時代のエゾ|まとめ)|1~13世紀の文化(続縄文文化|擦文文化|オホーツク文化|土器文化の終わり)|13~17世紀の政治・社会(元・明とサハリン(樺太)のアイヌの人たち|安藤氏の内乱と鎌倉幕府の滅亡|コシャマインの戦い|松前
藩
の成立|シャクシャインの戦い)|13~17世紀の文化(擦文文化の終わり|14・15世紀から江戸時代まで)|アイヌ語(アイヌ語とは|アイヌ語の話されていた地域、話されている地域|アイヌ語地名|アイヌ語はどんな言葉か)|北海道のヒト-骨の特徴から考える
刊行年:2001/03
データ:『アイヌ民族:歴史と現在-未来を共に生きるために-』 中学生用 アイヌ文化振興・研究推進機構
190. 高倉 新一郎 最初の住民|原始の姿|他民族の来住|朝廷との関係|移住のさきがけ|日本移民の足場|松前
藩
|蝦夷の反乱|北海道開拓論|ロシヤ人現わる|徳川幕府の北海道開拓(一)(二)|千島と樺太|日露の争い|福山城|箱館奉行|箱館戦争|札幌本府|ケプロン将軍|汽車|新しい農業|札幌農学校|屯田兵|三縣分治|北海道庁の拓殖(一)|北海道庁の拓殖(二)|北海道の米|千島報効義会|自治の發達|拓殖計画|交通網|農業の発達|デンマークに学ぶ|林業と鉱業|漁業と工業|開拓|衣食住|文化|太平洋戦争|新しい日本
刊行年:1949/07
データ:『北海道の歴史-私たちの研究』 大日本雄弁会講談社北海道支社 高倉新一郎著作集1北海道史1
191. 新野 直吉 はしがき|北の風土|出羽の国|秋田城|古代秋田の文化|秋田清原氏|古代から中世へ|由利と山北の地頭たち|安東氏南下|宗教文化|秋田城介実季|佐竹入部|久保田築城|
藩
政の確立|秋田の寺社|産業の発達|
藩
政の推移|
藩
教学の進展|秋田文化と善和の時代|三思想家と真澄|幕末の風雲|戊辰の役|文明開化|地方行政の整備|明治秋田の文化|新しい産業|秋田を出た明治の学者|大正デモクラシー|昭和初期|新生秋田|いま秋田では|年表|あとがき
刊行年:1982/04
データ:『秋田の歴史』 秋田魁新報社 改訂版1989/08
192. 東北史学会(成田 末五郎) 国名、県名はどうして起つたか|青森県から発掘される土器や石器でどんなことが考えられるか|東北の蝦夷とはどんなものであつたか|青森県にはどんな時代の遺物があるか(高照神社の太刀二振|田名部常念寺の阿弥陀像|船沢村の板碑|長勝寺の鐘|三戸城址|櫛引八幡の甲冑|八戸根城址|南部家文書|斗賀神社鰐口|浪岡城址|大円寺阿弥陀像|深浦圓覚寺の薬師堂|岩木山神社釣燈籠及大堂・三門|弘前城|長勝寺|弘前八幡宮|最勝院五重塔|誓願寺三門|津軽
藩
日記)|弘前城はどうして作られたか
刊行年:1953/07
データ:『青森県の歴史』 東北出版
193. 利光 三津夫 私の古銭集め|有難き顕宗通宝|商賈行布|銀銭九十二文古|耳をそろえて持ってこい|遣唐使と金|遣新羅使と金|珍宝論争|蓄銭叙位令の疑問|蓄銭禁止令|押勝の三貨|神功銭と神功皇后|誕生記念銭(その一)~(その四)|西域の銀銭|中元二年銀の夢|検非違使のおとり捜査|仙台銀のたれ流し|仙台通宝、当銀一匁の怪|七両二分|忠臣蔵と金(その一)~(その三)|役人こそニセ金使い|薩摩
藩
渡唐銀一件|極印打洋銀|政宗の金銭|三葉葵の一両金貨|銀小判二枚|真偽鑑定と多数決|見本改西郷札|玉製擬似貨幣のなぞ|事物博大|台湾民主国銀貨|スケープゴート萩原重秀(その一)(その二)|盛岡
藩
と省銭|眠狂四郎と金銀|絵銭|闘化蝶|縄地金山調査記|劇的でない埋蔵金の話|私鋳銭の出世|江戸期の私鋳銭|銀座の不正事件|銀座役人の不正|ニセ金銀と縁坐|贋造貨幣をめぐって|維新の偽造貨(その一)(その二)|板垣退助と偽造紙幣|後藤象二郎と偽造紙幣|藤田組贋札の話(その一)(その二)
刊行年:1983/10
データ:『古貨幣夜話』 慶應通信
194. 新谷 行 原住民族収奪と天皇制国家(奴隷制としての古代天皇国家|古代における蝦夷とは何か|熊襲・隼人の抵抗とその消長)|阿倍臣比羅夫の北征とユーカラ(天皇族による東北侵略の実態|比羅夫の北略と出羽国|阿倍水軍とユーカラ)|桓武天皇の蝦夷侵略とアテルイの抵抗(天皇国家による北辺経営の本質|アザマロの叛乱とその意味|日本における民族戦争、アテルイの抵抗)|元慶の乱と蝦夷の独立宣言(秋田城をめぐる攻防|元慶の乱の意味と蝦夷独立の戦い)|俘囚長安倍氏と平泉藤原氏(「前九年の役」の経緯とその意味|後三年の役とその意味|平泉藤原氏の存立とその意味)|アイヌの自然観と生活(原始共産制としての共同社会|自然とのかかわり|優れた精神文化・ユーカラ)|和人の略奪植民主義とアイヌの抵抗(松前
藩
の成立とコシャマインの抵抗|シャクシャイン戦争とユーカラ|略奪植民地とクナシリ蜂起|幕府の北辺警衛とアイヌ政策|松浦武四郎のルポルタージュ)|明治天皇国家とアイヌ民族(天皇の絶対主義と蝦夷地の奪取|開拓史のアイヌ政策|旧土人保護法|皇民化教育の強制とアイヌ民族精神)|アイヌ民族の復権と天皇制国家(日本人のアイヌ民族観|北大・林教授の「北海道経済史」批判|アイヌ民族の復権と天皇制国家の滅亡)
刊行年:1977/12
データ:『アイヌ民族と天皇制国家』 三一書房
195. 仁木 聡 『宋書』倭国伝・版本(松江
藩
官版『南史』)│画文帯四仏四獣鏡│津堂城山古墳出土品│水鳥形埴輪│蓋形埴輪・朝顔形埴輪│円筒埴輪片│日本武尊白鳥陵古墳出土円筒埴輪│(参考)明治5年仁徳天皇陵前方部石棺図│仁徳天皇陵古墳出土品│囲形埴輪と家形埴輪│丹花庵古墳出土品│古曽志大塚1号墳出土品│廟所古墳出土品│観音山1号墳出土品│『村松山内善禅寺墓縁記』(観音山1号墳発掘の様子)│荒神畑古墳出土品│井ノ奥1号墳出土品│清水山1号墳出土品│北光寺古墳出土品│岩屋古墳出土品│打出小槌古墳出土靫形埴輪│塚山古墳出土品│島田1号墳出土人物埴輪│蕃上山古墳出土人物埴輪(男覡)│石見遺跡出土人物埴輪(椅子に座る男)│応神天皇陵古墳と陪冢│墓山古墳と陪冢│中期古墳の階層構成と出雲│国宝 金銅製龍文透彫2号鞍金具(前輪と後輪)│栗塚古墳出土品│西墓山古墳出土品石製模造品斧・鎌│野中古墳出土品│野中古墳出土滑石製臼玉│仁徳天皇陵古墳と陪冢│塚廻古墳出土品│大和6号墳出土品│五條猫塚古墳出土品│時塚1号墳出土品│仁徳天皇大仙陵石室出土甲冑図│四方白鉄地金銅張蒙古鉢形眉庇付冑(修理後)│百舌鳥大塚山古墳出土品│三角板革綴衝角付冑│蛇行剣(複製品・現代)│野中古墳出土甲冑類│重要文化財 横矧板鋲留衝角付冑
刊行年:2014/07
データ:『倭の五王と出雲の豪族-ヤマト王権を支えた出雲』 島根県立古代出雲歴史博物館 図版解説(第二章 倭の五王と出雲の豪族)
196. 足立 尚計 トラ-将軍吉宗遺品というトラの爪 神であっても異国の畏怖の存在|オシドリ-夫婦の鏡、契りの祝い鳥 「おしどりのひとりね」は淋しい|ネコ-『本朝和名』で「家狸」と呼んで 怪談で有名だがやはり「招福」だ|カバ-しゃれから生まれた壁画の飾り いまは玄関先で千客万来演じる|ウサギ-愛きょうあるしり合わせの家紋 鳥ではないが「一羽」と数える|トンボ-「勝ち虫」と縁起をかついだ武人 古くから親しまれ語源には諸説|エビ-残る福井
藩
・吉久作の鉄製置物 長寿の印曲がった腰と長いヒゲ|タヌキ-地域や時代を超えファン絶えず 人間社会でがんばる姿に親しみ|キジ-恋も自然の中でこそふさわしい 「足羽の神の使い」でなじみ深い|キツネ-古来、人を惑わすと信じられた スマートな姿、神秘の権威十分|カマキリ-カマ振り回す野原の“ギャング” 日本には八種類、漢方薬に利用|コイ-立身出世の魚として古来貴ばれ 春嶽が竜門目指せと硯箱与える|シカ-丸い糞かたどり焼き物の土産品 哀しい鳴き声は歌人の歎き今に|ネズミ-語源は夜に活動する怪しい動物 若い女性はモルモットを想像?|カニ-語源は「赤い背中を持つ動物」か 「修行の為だ」と食べない宮司の家|フグ-猛毒秘めながらひょうきんな姿 鉄さ・鉄ちりは関西らしいトンチ|カエル-要らない進化ををとげた例なのか 丸く太った体形のカナヅチ組も|イヌ-ふっくらした身体が日本画にも 雪中で駆けっこする姿は風物詩|クジラ-ほぼ永久に姿消した伝統的食材 観光ツアーが人とのつきあいに|イカ-古くはカラスと死闘を繰り広げ 今は恋人たちを楽しませる味に|タコ-「悪魔の魚」なんてもってのほか 食べるのもかわいそうなくらい|シャチ-クジラやイルカの仲間の哺乳類 同類を食い物にして生き延びる|マンボウ-クラゲを常食として生き延びる ひょうきんな体形の「魚の王者」|カケス-カラスの仲間だが小柄で美しい 他の鳥のまねや人の言葉をまねる|カメ-浦島伝説から「めでたさ」を認識 長寿で縁起物によく使われる|サギ-雪深い日にも元気に突っ走る JRの特急列車「しらさぎ」号|クマ-民間薬として重宝された熊胆 殺すと山が荒れるとの俗信も|イノシシ-野性味が豊かな秋の味覚の王者 『日本書紀』には弑逆事件で登場|ムカデ-武運の神使で、福の神と仰がれ 信玄騎馬軍団の旗指物にも描く|ゾウ-若狭に来た足利義持への献上品 仏教絵画や量感のある作品にも|ニワトリ-「五徳」を表現した中国の雅楽 ほのぼの夫婦愛描いた
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主夫人|スズメ-『古事記』の時代から穀物と縁 平安貴族では「子飼い」流行|ウシ-古い時代では肉より力を頼りに 信仰上も神使として大切にした|ハマグリ-女房に化けて昔話や草子に 中国の古伝承で蜃気楼もつくる|ホタル-身をこがす恋の光と和歌に詠み 中国では「蛍雪の功」のたとえも|タイ-古代人は容姿から「赤女」と呼び 呪力ある神聖な魚として神饌に|アユ-運動不足で図体デカイ養殖もの なぜか現代の我々と重ねて見る|キンギョ-戦国時代ごろ観賞用として渡来 今は熱帯魚の流行でエサ金に|ツバメ-夫婦仲良く子をよく育てて勤勉 軒先の巣作りも歓迎し保護した|イルカ-頭よく快適に泳ぎクジラに属す シャチへと変わったという話も|ツル-三鳥といわれ武家社会で最高肉 徳川将軍の鷹狩りで第一の獲物|ヘビ-神話も多く神と畏怖の両面あり 夢に現れると「吉兆」との信仰も|ブタ-縄文時代から重要なたんぱく源 生活用具にも愛らしい姿で登場|タカ-凛然とした姿に亡国の誇り託す 武士台無しタカ飼いの文化開華|カブトムシ-たい肥の衰退とともに珍希種に 見た目の良さが現代人にもてる|コウモリ-西洋の嫌われ者は東洋の縁起物 迷走センセイによく似合うかも|カワセミ-文人らに愛された「生きた宝石」 『源氏物語』では黒髪の例えにも|ゴキブリ-見た目悪く病原体まく嫌われ者 飼育しやすく実験用に高い人気|ハト-軍神の使いとされ源氏と深い縁 丸く愛らしい姿が平和の象徴に|ホトトギス-黄泉へ導く鳥は勝家の辞世にも 風雅な声は文人たちに愛された|ラッコ-上下左右よくなびく上質な毛皮 千島では密猟者の手で激減した|ハクチョウ-天空駆ける「羽衣伝説」のモデル 穀物神としても信仰される霊鳥|ライチョウ-狩衣に、純白の浄衣に、「衣替え」 聖域を自由に舞う気品の貴族|セミ-「悲しさ」や「わびしさ」の情景が 似合う無情感ただよわせる
刊行年:2003/02
データ:『ことばの動物史-歴史と文学からみる』 明治書院