日本古代史関係研究文献目録データベース
小口雅史編
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781. 平川 善祥|三野 紀雄|海保 嶺夫|山田 悟郎|小林 幸雄|小林 孝二|右代 啓視 はじめに|弥生海進期から平安海進期のころ|北と南の文化交流(北海道系土器の広がり|北海道の弥生海進期|オホーツク文化との接触|北海道の平安海進期)|擦文文化の成立(末期古墳の造営|鉄器の本格的な流入|北と南からきたオオムギ|沿海地方から流入した雑穀|沿海地方の遺跡から出土する主な雑穀|遺跡から出土した鉄製農具|くらしと生業|住居の構造|擦文文化のすまいとチセ|住居の材料)|擦文文化から
アイヌ文化
へ(擦文文化の隆盛|須恵器の流入|鉄加工技術の伝播|東北北海道と律令国家|防御性集落と擦文文化|
アイヌ文化
へ|土器から木器、漆器へ)
刊行年:1997/10
データ:『北の古代史をさぐる 擦文文化』 北海道開拓記念館
782. 越田 賢一郎 北方社会の物質文化-鉄からみた北海道島の歴史(続縄文時代以前の金属器|擦文文化の形成と金属器|オホーツク文化の展開-北からの影響|擦文文化の拡大と東北北部との関連-擦文中期から後期|中世の北海道島|
アイヌ文化
と金属製品|交易の意味)
刊行年:2003/12
データ:『日本の時代史』 19 吉川弘文館
783. 埴原 和郎|藤本 英夫|吉崎 昌一|河野 本道∥乳井 洋一 はじめに|アイヌ論への招待|石器時代の彼方に|崩壊と抵抗の歴史|葬制の系譜|アイヌの骨を読む|衣食住の伝統|物質文化をさぐる|北方とのつながり|アイヌ語を考える|プロトアイヌ農耕論|
アイヌ文化
の形成|あとがき
刊行年:1972/04
データ:『シンポジウム アイヌ-その起源と文化形成』 北海道大学図書刊行会
784. フォスコ・マライニ∥ロレーナ・ステンダールディ訳 序説|
アイヌ文化
の象徴文様|iku-bashuiの研究序説|iku-bashuiの多様な種類|iku-bashuiの印と装飾|iku-bashuiの用途と宗教的な意義|iku-bashuiとbashuiの他の種類|iku-bashuiの蓋然的起源∥iku-bashuiの装飾を解釈するための具体的な指示|iku-bashuiの三つの収集
刊行年:1994/12
データ:『アイヌのイクパスイ』 アイヌ民族博物館 原著は『Gli iku-bashui degli Ainu』イタリア文化協会東洋研究叢書1,1942
785. 武田 修 海・湖・川のある豊かな地域|常呂遺跡群研究の展開|史跡指定された集落遺跡|地形変遷と気候変動にともなう遺跡の盛衰|続縄文文化拡大の視点|大規模集落の形成|オホーツク文化の盛衰と融合|
アイヌ文化
の遺跡|北方世界における常呂遺跡群-集住と拡散|北方古代文化遺跡の整備事業
刊行年:2006/08
データ:『常呂遺跡群』 同成社 カバーの表紙・背表紙にのみ書名副題「先史オホーツク沿岸の大遺跡群」と有
786. 児島 恭子 現代のアイヌ観.-ジェンダーと「自然」
刊行年:2000/04
データ:『アイヌをめぐる社会政治的状況に関する人類学的研究』 昭和女子大文学部 アイヌ民族史の研究-蝦夷・アイヌ観の歴史的変遷
787. 伊藤 博幸 東北北部におけるエミシからエゾへの考古学的検討
刊行年:2005/03
データ:『アイヌの歴史-「周辺」との交易・交流-』 法政大学国際日本学研究所 「アイヌ民族の成立とその社会」コメント
アイヌ文化
の成立と変容-交易と交流を中心として-∥エミシ・エゾ・アイヌ
788. 小口 雅史 文献史料からみた「エゾ」の成立
刊行年:2005/03
データ:『アイヌの歴史-「周辺」との交易・交流-』 法政大学国際日本学研究所 「アイヌ民族の成立とその社会」コメント
アイヌ文化
の成立と変容-交易と交流を中心として-∥エミシ・エゾ・アイヌ
789. 笹田 朋孝 はじめに|考古学における鉄研究|北海道における鉄器生産(はじめに|製鉄(製錬)の問題|北奥の古代の鉄・鉄器生産との関連|中世・近世における鍛冶|まとめ)|鉄器の個別研究|擦文文化期までの鉄器の普及と交易(古代の青森との比較|擦文文化期の交易)|
アイヌ文化
期の鉄器の普及と交易|鉄から見る社会変容|おわりに
刊行年:2013/08
データ:『北海道における鉄分化の考古学的研究-鉄ならびに鉄器の生産と普及を中心として-』 北海道出版企画センター
790. 天野 哲也|小野 裕子 はじめに|北大キャンパスの地理学的・地形学的特徴(札幌キャンパスの位置|火山噴火による山々と台地の形成|扇状地の形成|江戸時代末期の豊平川|現在のサクシュコトニ川)|北大キャンパスの遺跡群(農園内の竪穴|北大埋蔵文化財調査室|キャンパスの遺跡群|遺跡の性格の違い|続縄文文化後半期|擦文文化期|サケ漁と漁獲技術|漁獲施設|漁具と漁法|4箇所の漁獲施設の比較|
アイヌ文化
期(近世、江戸時代末)|明治初期の札幌とアイヌ民族)|おわりに
刊行年:2009/03
データ:『北大エコキャンパス読本-考古学編-』 2009 北海道大学総合博物館 文部科学省科学研究費補助金「質の高い大学教育推進プログラム」(教育GP)『博物館を舞台とした体験型全人教育の推進』(平成20~22年度、研究代表者:高橋 英樹)
791. 高倉 新一郎|関 秀志 新しい歴史(異人の島)|北からの文化(擦文文化とオホーツク文化|
アイヌ文化
の北方的なもの)|アイヌの文化(衣服|食物|住居|狩猟と漁撈|信仰)|北方の調査と探検(古代・中世の北方知識|ヨーロッパ人の蝦夷地記事)|松前藩(松前藩の特色|藩の成立と場所制度|交易|場所請負制とアイヌ蝦夷島の産物)|鰊と鮭(蝦夷地の鮭)
刊行年:1977/11
データ:『北海道の風土と文化』 山川出版社 関氏が高倉氏の既発表論文を骨子としてまとめたもの
792. 瀬川 拓郎 はじめに-海と宝のノマド|
アイヌ文化
のなりたいち-北の縄文から近世|格差社会の誕生-宝と平等|「サケの民」の成立-交易品を推理する 1|ワシ羽をもとめる人々-交易品を推理する 2|侵略する北の狩猟採集民-オホーツク文化との関係|境界をみる-「日本」文化との関係|アイヌ・エコシステムの世界-交易と世界観の転換|おわりに-進化する社会
刊行年:2007/11
データ:『アイヌの歴史-海と宝のノマド』 講談社
793. 瀬川 拓郎 はじめに-伝統と変容のアイヌ史|DNAと言語からみたアイヌの起源-近年の研究から|縄文の祭りからクマ祭りへ-アイヌと縄文伝統|阿倍比羅夫はだれと戦ったか-混乱する北の民族的世界と王権|
アイヌ文化
の日本語・マタギ文化のアイヌ語-古代交流の残影|オホーツク人になろうとしたアイヌ-還オホーツク世界と植民|黄金国家とアイヌ-奥州藤原氏の金と北海道|謎の「宝の羽」を追って-北の先住民交易|アイヌモシリ一万年の景観史-文化の変容を読む
刊行年:2011/03
データ:『アイヌの世界』 講談社
794. 児玉 作左衛門 アイヌ衣服文様の手法的分類|アイヌ衣服文様の形態的特徴|アイヌ衣服名称の地方差|アイヌ衣服文様の地方差|装身具
刊行年:1969/03
データ:『アイヌ民族誌』 上 第一法規出版 服飾 織込文様(縞織文様)|切伏文様|刺繍文様∥アイウシ文(アユシ文)|モレウ文|その他のもの∥日高地方|胆振地方|石狩地方|十勝地方|上川地方|北見地方|釧路地方|考察∥二風谷アイヌ衣服文様|東静内アイヌ衣服文様|白老アイヌ衣服文様|近文アイヌ衣服文様∥首飾り|首飾り小帯|耳輪|腕輪|刀綬(刀掛帯)
795. 犬飼 哲夫 その他のカムイノミ|呪術・巫術
刊行年:1969/03
データ:『アイヌ民族誌』 下 第一法規出版 信仰・祭儀 ししゃもカムイノミ|ベカンベ(ひし)採取の祭事∥占い(クムイツス)|エカエカ|天気まじない|雨乞いのまじない|津波除けのまじない|雷に対するまじない|ポニタック(ポンイタック)|噴火の時のまじない|台風の時のまじない|地震の際のまじない|くま除けのまじない|人に危害を与えたくまの処置|夢判断|ウニエンテ(悪魔払い)、ロルンベ(哀悼)|お守り(プスクスリ)|その他のまじないお守りなど
796. 山田 秀三 北海道のアイヌ地名
刊行年:1969/03
データ:『アイヌ民族誌』 上 第一法規出版 緒論 別と内|ソ So(滝)|ピラ Pira(崖)|サル sar(葭原)|ポロ poro(大きい、多い)|ル ru(道)|ト to(湖、沼、池)|シリ shiri(地、山)|「岬」の各種語形|オタ ota(砂、砂浜)|植物の名と地名|アイヌ地名の色 アイヌ語地名の研究(山田秀三著作集)1
797. 工藤 雅樹 北の世界の原風景と文化(東北地方の原風景と文化|北海道の原風景と
アイヌ文化
への道)|律令時代(越後国から出羽国へ|阿倍比羅夫の大航海(一)(二)|大伴益立と大伴家持|蝦夷の墳墓)|安倍氏・清原氏の時代(『陸奥話記』と『奥州後三年記』|鳥海柵と安倍宗任)|平泉藤原氏の時代(中尊寺金色堂|二子合戦|毛越寺の造営|信夫の庄司・佐藤氏|観自在王院|秀衡の時代|秀衡、白山に仏像を寄進)|辺境地方政権の王・平泉藤原氏(辺境地方政権|平泉辺境地方政権の系譜|平泉藤原氏の遺産)|あとがき
刊行年:2009/06
データ:『平泉藤原氏』 無明舎出版
798. 久保寺 逸彦 結婚(ウコロ、ウエアッ、ウヘコテ、イトムヌカラなど)|妊娠と出産|育児、命名、教育、成人(産湯|産衣とおむつ|赤児と小児の呼称|哺乳|小児の衣服|子守唄と子負具|子守唄|赤児に関する俗信|命名|教育)|成年・成女(シュクップ・オッカイポ、シュクップ・メノコ)|アイヌの死および葬制|挨拶・礼儀・作法
刊行年:1969/03
データ:『アイヌ民族誌』 下 第一法規出版 生死・冠婚・習俗行事 結婚の形式の種々|結婚の饗宴(サケ・プニ)|通婚圏・結婚に関する規制|結婚後の新夫婦の住居と財産相続|離婚(ウヲスラ、ウホッパ)|蓄妾のこと∥妊娠|出産|産婦の床上げ∥-∥-∥アイヌの死に対する観念と他界観|死体の処理から埋葬まで|葬送以後喪明けまで∥訪問の挨拶|久し振りで会った時行う挨拶|他家を辞去する時の挨拶|路傍や戸外での挨拶|凶事の際、弔問の挨拶|祭りの饗宴における挨拶と作法|喫煙に見られる儀礼|アイヌ人の人々が非礼と考えていること
799. 児玉 作左衛門 アイヌ生体の特徴|アイヌの文身|アイヌの髪容|アイヌの頭蓋における人為的損傷|アイヌの人種所属に関する諸説
刊行年:1969/03
データ:『アイヌ民族誌』 上 第一法規出版 人類学からみたアイヌ 皮膚|体毛|眼|耳|鼻|口|歯|血液型|指紋∥文身の施術について|文身の施術をうける年齢と季節|文身の形態|文身の地方差|アイヌ男子の文身∥小児の髪容|成人の髪容|アイヌの整髪に関すること|アイヌの洗髪のこと∥人為的損傷例の出現頻度と分布|頭蓋における人為的損傷の形状|人為的損傷の目的と施術者|人為的損傷問題に関連して起こる疑問|他民族の頭蓋にあらわれた人為的損傷∥モーコ人種説|コーカサス人種説|太平洋人種説|古アジア民族説|「人種の孤島」説|アイヌに似た民族|アイヌと日本民族の関係について
800. 大野 晋 はじめに|日本人とアイヌと(日本人のはじめ|アイヌは本州に住んでいたか|アイヌは日本人と同じ人種か|日本人の地方差とアイヌ|
アイヌ文化
と日本文化|アイヌ語は日本語と同系か)|日本の東部と西部と(東と西の言葉の違い|昔も東と西で言葉が違っていた|大昔は東と西に違った文化があった|西部日本と南方文化)|南方に日本語の親戚があるか(どんな言語を親戚というか|琉球語は日本語の兄弟である|高砂族の言語とマライ-ポリネシア語|モン-クメール語の代名詞と人体語|チベット-ビルマ語は親戚といえるか|レプチャ語は万葉語と同じ言葉か)|古代日本語とアルタイ語・朝鮮語(弥生式文化と南朝鮮|アルタイ語の特徴と母音調和|橋本進吉博士による発見|古代日本語の母音調和の発見|日本語とアルタイ語|日本語と朝鮮語|南方語と北方語-日本語の成立)|探索はつづく(基礎語は一定の速さで代っていく|どんな単語を比較したらよいか|意味の対応の型を見出そう)
刊行年:1957/09
データ:『日本語の起源』 岩波書店