日本古代史関係研究文献目録データベース
小口雅史編
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9981. 河添 房江 はじめに│「唐物」のはじまり-正倉院と聖武天皇│百花繚乱、貴族があこがれた「異国」-「国風文化」の実像│王朝文学が描く唐物趣味-『枕草子』『源氏物語』の世界から│武士の時代の唐物-福原・平泉・鎌倉│茶の湯と天下人-
中世
唐物趣味の変遷│庶民が夢みる舶来品へ-南蛮物・阿蘭陀物への広がり│「舶来品」から見た日本文化|参考文献|あとがき
刊行年:2014/03
データ:『唐物の文化史-舶来品からみた日本』 岩波書店
9982. 児島 恭子 序章|古代のエミシ・エゾ観-服属を待つ強者(粛慎・靺鞨と結びつく蝦夷観|古代蝦夷観の特質)|
中世
の蝦夷観-王権の神力と鬼神の戦い(『聖徳太子伝暦』と聖徳太子絵伝|太子伝記の蝦夷観|『諏訪大明神絵詞』)|近世の蝦夷観-アイヌに対峙する蝦夷(近世初期の蝦夷観)|近代のアイヌ観-アイヌ政策と国民のアイヌ観の醸成(植民地研究とアイヌ観)|終章 アイヌ民族史研究の展望
刊行年:2003/02
データ:『アイヌ民族史の研究-蝦夷・アイヌ観の歴史的変遷』 吉川弘文館
9983. 笹田 朋孝 はじめに|考古学における鉄研究|北海道における鉄器生産(はじめに|製鉄(製錬)の問題|北奥の古代の鉄・鉄器生産との関連|
中世
・近世における鍛冶|まとめ)|鉄器の個別研究|擦文文化期までの鉄器の普及と交易(古代の青森との比較|擦文文化期の交易)|アイヌ文化期の鉄器の普及と交易|鉄から見る社会変容|おわりに
刊行年:2013/08
データ:『北海道における鉄分化の考古学的研究-鉄ならびに鉄器の生産と普及を中心として-』 北海道出版企画センター
9984. 桜井 清彦 アイヌの歴史を求めて(はじめに|蝦夷とアイヌ|アイヌ研究史|アイヌ語とユーカラ|アイヌの歴史を求めて)|古代のアイヌ(古代の北海道|続縄文文化|擦文文化|オホーツク文化|人骨の秘密)|
中世
のアイヌ(和人との出会い|『諏訪大明神絵詞』とアイヌ|『聖徳太子絵伝』のアイヌ|津軽十三湊|アイヌの反乱)|近世のアイヌ(松前藩の成立|アイヌの抵抗|チャシ|クナシリ・メナシ事件|大陸との交易|松前藩の復領|近世アイヌの文化)
刊行年:1967/04
データ:『アイヌ秘史』 角川書店
9985. 井上 章一 まえがき|宮崎市定にさそわれて|内藤湖南から脈々と|ソビエトの日本史とマルクス主義|弥生に神殿はあったのか|キリスト教と、仏教と|応仁の乱|鎌倉時代はほんとうに鎌倉の時代だったのか|江戸から明治の頼朝像|ゲルマニアになぞらえて|平泉澄と石母田正|東と西の歴史学|京都からの
中世
史|ライシャワーの封建制|司馬遼太郎よ、お前もか|梅棹忠夫のユーラシア|あとがき
刊行年:2008/07
データ:『日本に古代はあったのか』 角川学芸出版 角川学芸WEBマガジン第1号~第14号連載「日本の歴史とユーラシア」を改題・改稿
9986. 上原 昭一 年表|仏像の基本形態(如来|菩薩|明王|天部)|各回の概要(上代の彫刻-飛鳥・白鳳・天平|平安の彫刻-平安時代前期・後期|
中世
の彫刻-鎌倉・室町時代|東北地方の仏像|東北地方の金銅仏|会津勝常寺の薬師三尊像|黒石寺の薬師如来坐像|北上川流域の兜跋毘沙門天像|天台寺の観音立像|中尊寺-藤原三代の造仏|慈恩寺と出羽地方の仏像|仏師院誉と乗円)
刊行年:1984/09
データ:『みちのくの仏像と信仰』 東北大学教育学部附属大学教育開放センター
9987. 藤岡 謙二郎 序論-研究対象の地理学的意義と研究の方法|地方都市としての国府の歴史地理学的研究|鈴鹿及び愛発関とそのヒンターランドに関する歴史地理学的研究|小字名と地形の検討からする「延喜式」の諸駅及び交通路の歴史地理学的研究|律令的古代の地域構造の問題|
中世
において国司館の存在した歴史的都市の過去と現状-伊勢国多芸の場合)
刊行年:1960/06
データ:『都市と交通路の歴史地理学的研究-わが国律令時代における地方都市及び交通路の歴史地理学的研究の一試論-』 大明堂
9988. 平川 南 はじめに いま、歴史に学ぶ|「王」「大王」から「天皇」、「倭」から「日本」|米作国家の始まり|古代人は自然とどのように向き合っていたか|資源を活用して特産物を生み出す|海の道、川の道を見つめ直す|東アジア交流の原点〝文字〟|今に生きる地域社会|辺境社会は古代国家の理想像か|古代から
中世
へのターニング・ポイント
刊行年:2008/01
データ:『全集 日本の歴史』 2 小学館
9989. 小岩 末治 石器時代と国のはじめ(稲作文化と古代文字|狩猟と弥生式の文化|卑弥呼と木の股の神)|大和の朝廷と日高見の国(大和の朝廷と崇神陵|道の奥と日高見の国|首師と阿部氏|日高見の国造と角塚|磐井郡と県主|ワケと毛人の国|物部氏と大墓の公|蝦夷とアイヌ語と蕨手刀)|大化改新と郡郷の制(大化改新と夷・狄|黒川以北の十一郡と岩手|郡・郷・里の制と軍略|新姓と冠・爵位|村の分布と内位・外位|蝦夷の姓と郡名の所見|天平の覚城|大墓公と遠山村|赤頭・悪路王と俘囚の長)|庄園・保と
中世
の郷村(庄園・保と在家|社寺と観音信仰|境の講師宦照と舞草刀|平安と鎌倉期の郡郷|彦部の郷と糠の部|
中世
村々の古百姓)
刊行年:1968/07
データ:『岩手郷土史』 1 大墓公と悪路王刊行協会
9990. 坂本 賞三 免除領田制(免除領田制の内容|免除領田制の具体例-元興寺近江国愛智荘における免除領田制|免除領田制成立の歴史的背景(一)-官省符荘不輸租田の範囲の変化|免除領田制成立の歴史的背景(二)-国司免判の形成|免除領田制の成立時期について)|前期王朝国家体制の支配構造(律令国家支配体制の崩壊と前期王朝国家体制の成立|中央政府と国司との関係|国司支配下の「名」体制と収取方式の特質)|前期王朝国家体制に対する人民の抵抗(国司の国内支配に対する人民の抵抗|国司苛政上訴と中央貴族の地方政治観)|公田官物率法の成立|郡郷制の改編と別名制の創設(郡郷・別名制研究史料としての大田文と倭名抄郷の性格|
中世
的所領の四類型|郡郷制の変遷)|
中世
的所領の形成と国政的対応|都宇・竹原荘の成立(竹原荘の成立と寛治寄進賀茂社領荘園|竹原荘と都宇荘との関係)
刊行年:1972/03
データ:『日本王朝国家体制論』 東京大学出版会
9991. 黒田 龍二 旅のはじめに-神社の歴史と文化を探る|神社と神社建築をどうみるか|本地垂迹|神社の深き淵 山王権現|山王宮曼陀羅の世界|「ひよし」と「ひえ」|山王礼拝考-神前の仏事|延暦寺と日吉大社-寺院と鎮守|千木と堅魚木|日吉神人|宮座が護る
中世
の時空|御上神社の宮座とずいき祭(若宮殿相撲御神事)|山陽道に聳える破格のやしろ|吉備津神社本殿の落書|吉備津の釜-鳴釜神事と鉄の村|神社と如法経塔|神社建築にみる美意識
刊行年:2000/02
データ:『国宝と歴史の旅』 4 朝日新聞社
9992. 金田 章裕 足利健亮『中近世都市の歴史地理』地人書房,1984|足利健亮『日本古代地理研究』大明堂,1985|井上通泰『上代歴史地理新考』南海道・山陽道・山陰道・北陸道編,東山道編,三省堂,1941-43|金田章裕『条里と村落の歴史地理学研究』大明堂,1985|金田章裕『古代日本の景観』吉川弘文館,1993|金田章裕『微地形と
中世
村落』吉川弘文館,1993|金田章裕『古代荘園図と景観』東京大学出版会,1998|金田章裕『古代景観史の探究』吉川弘文館,2002|服部昌之『律令国家の歴史地理学的研究』大明堂,1983|藤田元春『日本地理学史』刀江書院,1932|渡辺久雄『条里制の研究』創元社,1968
刊行年:2003/12
データ:『日本史文献事典』 弘文堂 第Ⅰ部
9993. 小岩 末治 日本のあけぼのと東国(石器時代と蝦夷・北海道|考古学と岩手の概観|吾勝郷と赤火杵)|北上川と日高見の国(日高見之国の確認|西国の蝦夷と佐伯氏|角塚古墳と皇孫系|大和の朝廷と東国)|大化改新・夷隼と日本刀(六国史と蝦夷・隼人の関係|貞任・宗任の系と陸奥話記|日本刀の発生と毛抜型刀|舞草刀匠の二系と新銘鑑)|貞任・三衡と
中世
(城柵・地誌と舘主の系|平安・鎌倉の仏教と土豪|本県姓氏の沿革|阿部氏の紋と佐藤系譜|千葉氏に見る土着性と移住性)
刊行年:1969/05
データ:『岩手郷土史』 2 日高見国と蝦夷刊行協会
9994. 坂詰 秀一 製塩遺跡の調査はどのように行われているか|漁業集落遺跡|喜兵衛島の製塩遺跡|古墳時代の鉄生産|埴輪の生産遺跡はどんなものであったか|須恵器を模した土師器|大宰府跡|郡衙跡の発掘・調査はどんな意味をもっているか|新治郡衙跡|歴史時代における窯跡の調査はどのように行われているか|瓦窯の構造|前田野目窯跡|火葬墓|仏足石とはどういうものか|武蔵国分寺跡|
中世
・近世における考古学はどのように研究されているか|発掘の手続き
刊行年:1974/11
データ:『日本考古学の視点』 下 日本書籍
9995. 林屋 辰三郎 歴史と文化(歴史の発生|文化の創造)|古代の誕生(原始人の営み|農耕社会の黎明|小国家の形成|邪馬台国|大和国家の成立|古代国家の構造|継体・欽明朝の内乱|内乱期の文化)|律令の世界(智識の誕生|飛鳥朝廷と文化|大化の改新|律令制と氏族制|班田農民の生活|仏教国家の発展|平安の新京)|王朝の盛衰(荘園と国領|延喜・天暦の治|摂関政治|藤原文化|政治の転換)|
中世
の形成(院政の意義|武士の政権|治承・寿永の内乱|鎌倉幕府|変革期の文化)|道理の世界(武家の社会|朝廷と幕府|執権政治|蒙古襲来|鎌倉文化|南北朝内乱)
刊行年:1966/11
データ:『日本 歴史と文化』 平凡社
9996. ブルース・バートン まえがき|政治的境界(序|政治地理学における境界|世界史における境界|古代日本の政治的境界|
中世
に本の政治的境界|近世日本の政治的境界|結語)|その他の社会的境界(序|「人種」|文化|民族性|結語)|世界システム論から見た前近代日本(序|世界システム論|政治的・軍事的相互交渉|大量品の流通|威信品の流通|情報の流れ|結語)|境界の力学(序|行為者とその行い|社会政治的組織|技術の水準|環境的・生態学的要因|結語)|あとがき
刊行年:2000/04
データ:『日本の「境界」-前近代の国家・民族・文化』 青木書店
9997. 麻原 美子|安部 元雄|石田 拓也|乾 克己|犬井 善寿|今井 雅晴|今井 祐介|大津 雄一|大友 泰司|大羽 吉介|梶原 正昭|加美 宏|日下 力|久保田 実|信太 周|志村 有弘|下玉利 百合子|白﨑 祥一|杉本 圭三郎|鈴木 孝庸|鈴木 則郎|関口 忠男|鷹尾 純|高橋 紀比古|高橋 貢|竹端 知寿子|武久 堅|田島 一夫|長野 甞一|藤本 徳明|増淵 勝一|松林 靖明|水原 一|村上 光徳|森本 元子|山田 昭全|横井 孝|吉田 多津雄|和田 英通 源平時代人物ものしり事典(源氏一族の武将|源氏を支えた武将・武士|平氏一族の武将|平氏に与した武将・武士|時代を左右した宮廷の実力者|源平時代を彩った女性|学問・教養の世界の人々|
中世
初期の宗教者|伝説・逸話上の人々)
刊行年:1979/04
データ:別冊歴史読本 4-2 新人物往来社
9998. 坂本 賞三 栄華と荒廃-はじめに|ゆきづまった律令制(「国司は法を守っていては政治ができない」|女性が多い戸籍|富豪の輩|国司と中央政府の対立)|寛平の治(阿衡の紛議|菅原道真の栄進と〝寛平の治〟|宇多天皇の譲位と菅原道真の左遷)|延喜の治(藤原時平の国政|宇多法皇と藤原忠平|菅原道真の怨霊|大陸情勢と外交政策)|人から「名」へ(王朝国家体制|固定された公田|「名」のしくみ|国内の徴税を請け負った国司|国風文化の興隆と王朝国家)|承平・天慶の乱(平将門の乱|藤原純友の乱承平・天慶の乱の歴史的背景|志多良神の入京と空也)|摂関常置の時代(安和の変|摂関を争う暗闘|〝摂関政治〟ということ|入宋関係と入宋僧)|道長の極盛とその背景(この世はわが世|刀伊の来襲|道長の造営工事と国司|道長と荘園|道長と浄土教|平忠常の乱)|富める受領と、郡司百姓の上訴(尾張国解文|国司が財を成した理由|郡司百姓の上訴|公卿の国政観)|寛徳荘園整理令(地方行政制度の改変|寛徳荘園整理令|徴税体系の改変|
中世
所領のはじまりと武士|尊仁親王の立太子)|末法の世がくる(絶望と懐古|平等院鳳凰堂|前九年・後三年の役)
刊行年:1974/04
データ:『日本の歴史』 6 小学館
9999. 井上 秀雄 古代東アジアの文化交流(歴史研究の目的の変化|文化史研究の新しい視点|古代の韓国・朝鮮文化と日本文化)|開国神話の多様性|祭祀儀礼の受容(高句麗の祭祀儀礼|新羅の律令制と祭祀制度)|仏教受容の諸相(仏教公伝|仏教受容と神観念)|律令体制の形成(新羅律令体制の成立|百済の律令体制への変遷)|文字文化の展開(文字文化での問題点|中国周辺の諸民族と漢字文化|高句麗の文字文化受容の特徴|百済における文字文化の受容|新羅金石文での変容|日本の文字文化の成立|ハングルの成立|漢字文化から民族文字文化へ)|古代東アジアの文字(中国での文字の変化|韓国・朝鮮での文字の変化)|古代日本の金石文|古代朝鮮の金石文(中国金石文の特徴|高句麗広開土王碑文の意義|五~六世紀の主要な金石文|統一新羅時代の金石文|高麗・朝鮮時代の金石文|日本金石文との比較)|都城の形成(古代中国の城郭史|古代朝鮮の城郭と都城)|城郭-村落の構造(古代朝鮮の城郭史|日本と朝鮮の城郭の比較研究|
中世
以降の日本の城と朝鮮の城郭)|日本の天皇像と古代朝鮮の王者像(文化受容と東アジア史|『古事記』・『日本書紀』の構成と史観|『三国史記』・『三国遺事』の構成と史観|祭祀を通じてみた古代朝鮮の王者像|祭祀を通じてみた日本古代の王者像)|本書に関連する主要な自著一覧
刊行年:1993/10
データ:『古代東アジアの文化交流』 溪水社
10000. 池田 末則 総説(地名と風土-はじめに|地名を考える-研究の重要性|地名研究のあゆみ|地名表記の問題|古代地名語の構成|考古・民俗・言語学と地名研究|諸外国の研究事情と地名学の将来|地名研究・保存運動の現状-地名研究の推進と公立地名研究所の設立、改正住居表示法の成立について)|各説(説話地名|芋洗伝説-芋峠・妹山|金鵄伝説-鳥見・外山、付・犬飼伝説|白鳥伝説-琴弾伝説|小長谷山-姨捨山伝説|蟹守伝説-加守(掃守)|小子部伝説-子部|冠辞地名|国号地名|万葉地名|遺跡地名|部制(職業)地名|避諱地名|民俗地名|交通地名-古代・
中世
の関|仏跡地名|植物地名|田制地名|形状地名|「大和国府」考|「葛城長田」考|「丹生」「壬生」考|当麻路・岩屋坂道|追分・沓掛|「垣内」考|『倭名類聚鈔』郡・郷名考|姓氏と地名|「城」考-古代宮都名考|葛城高宮山寺|戒那山安位寺|「蛇穴」考|「菟田郡家」考|忍海-角刺宮跡考|「豊田」考)|起源論(はじめに|北和|東和|西和|南和)|あとがき
刊行年:1985/11
データ:『奈良県史』 14 名著出版 南都大安寺論叢