日本古代史関係研究文献目録データベース
小口雅史編
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1521. 寺内 隆夫 居住域(集落ほか)関連資料|集落内施設(建物など)|埋葬関連資料|祭祀・宗教関連資料(概要|各時代の祭祀・儀礼・宗教関連施設、遺物とその変遷〈縄文時代の祭祀・儀礼痕跡|弥生時代の祭祀・儀礼痕跡〉)|水田・稲作関連資料|畠作・果樹栽培、植物資源の採取関連資料|狩猟・牧畜、漁撈関連資料|手工業生産関連資料|交易と流通関連資料|屋代遺跡群における官衙および有力集落関連資料|
自然
災害痕跡
刊行年:2000/03
データ:『更埴条里遺跡・屋代遺跡群』 総論編 長野県埋蔵文化財センター 発掘調査資料総論
1522. 筒井 迪夫 神話時代の交流|風土記万葉集と松|巨樹と古代神話|平安文学と障子と紙|明治におけるナラとヒノキ|古今タケづくし|すみ三題|童話と
自然
教育|梅と平安時代の文学|林学版「おくのほそ道」考|二上山の昔と今|「平家物語」と松くい虫|治水文化を担うもの|武蔵野のケヤキ|カラマツの詩|木の仏像と能面|塩木取る海岸林|ブナの物語
刊行年:1986/07-1987/12
データ:グリーンパワー 91~108 樹木と文学 万葉の森 物語の森
1523. 次山 淳 甘樫丘東麓遺跡の調査-第157・161次(第157次調査〈検出遺構《旧谷地形とそれに関する遺構群|谷の埋め立て後の遺構{土器廃棄土坑SK184|石敷SX182|石組溝SD181|掘立柱遺構SA186|掘立柱遺構SA187|土坑SK189|掘立柱建物SB116|
自然
流路SX183|井戸SE185}》|調査のまとめ〉)
刊行年:2010/06
データ:奈良文化財研究所紀要 2010 奈良文化財研究所 飛鳥・藤原宮跡等の調査概要-飛鳥地域等の調査
1524. 倉田 康夫 はしがき|伊勢湾西岸地域の歴史地理学的性格|条里制の研究史(志摩国条里制の研究史)|荘園の研究史(東寺領伊勢国大国・川合荘の研究史)|古代における南勢地域の歴史地理学的考察(南勢地域における
自然
景観-宮川・櫛田川中・下流域の土地条件を中心に|律令制下南勢三郡の地域的性格〈神戸・神田の分布と形態|南勢三郡における禰宜と神人層の動向〉)|南勢三郡の条里制と集落(条里型集落の性格)|条里制に基づく荘園の歴史地理学的考察-むすびにかえて
刊行年:1976/06
データ:『条里制と荘園-伊勢湾西岸地域の歴史地理学的研究』 東京堂出版 59年作成
1525. 窪田 蔵郎 序章|鉄器文化の展開(鉄の発見|古代中国の鉄および製鉄|古代朝鮮の鉄と製鉄)|日本古代の鉄文化(鉄器文化の曙|副葬品にみる鉄器文化|新興国家と鉄)|日本中世の鉄文化(需要の増大した中世|南蛮鉄の流入)|古代の製鉄原料(
自然
鉄と鉄分高含有鉱石|原燃料類)|鉄滓と遺構(鉄滓|製鉄遺跡|東日本の製鉄遺跡|西日本の製鉄遺跡|古越前製鉄遺跡について|酒勾鍛冶の遺物に対する考察)|出土鉄器(鋳鍛造鉄器|鉄類|刀剣類)|たたら製鉄法(たたらの原燃料|たたら製鉄の立地と設備|たたら製鉄の操業|たたら製品と流派)|たたら復元実験の記録
刊行年:1973/05
データ:『鉄の考古学』 雄山閣出版 岩手県大槌町|青森県大館森遺跡
1526. 工藤 雅樹 毛人(エミシ)・蝦夷(エミシ)・蝦夷(エゾ)|北日本古代文化の形成(日本列島の
自然
環境|考古学と土器|縄文文化・続縄文文化|弥生文化|東北地方の古墳文化)|律令国家と蝦夷(国造制から国郡制へ|蝦夷世界へのまなざし|蝦夷支配の新体制|全面対決の時代|王朝国家と蝦夷|古代蝦夷の終焉)|古代蝦夷の文化と社会(北日本の古代文化|アイヌ社会とその文化|部族制社会|古代蝦夷の社会構造)|蝦夷アイヌ説と蝦夷辺民説(石器時代人アイヌ説と蝦夷アイヌ説|蝦夷辺民説|戦後の人類学研究|蝦夷アイヌ説を見なおす|古代の蝦夷)
刊行年:2000/09
データ:『古代蝦夷』 吉川弘文館
1527. 河本 敦夫 序|作風の展開と芸術社会史の展開(白鳳から天平へ-新しき地平の発見|天平芸術の特殊性-芸術社会史の課題)|天平時代の共同製作(組織的生産力|造東大寺司の成立と最初の指導者-指導者の共同体|金光明寺建立事業の根本的性格-佐伯今毛人に就いて|大倭国金光明寺の最初の塔及其他の堂宇|金光明寺造営に於ける諸勢力の共同|三月堂不空羂索観音菩薩像の問題|造東大寺司の組織-民衆との協調|製作活動の組織-分析と綜合)|共同製作の特殊性-力の緊張の根拠|天平芸術の環境(天平時代の一般的環境-作品の機能|作者の環境-
自然
の体験)|結語-写実性及理想性の基礎づけ
刊行年:1949/04
データ:『天平芸術の創造力』 黎明書房
1528. 板橋 源 中尊寺の魅力-序にかえて|平泉文化研究史の概要-参考文献の紹介をかねて(啓蒙的初期集大成、相原友奈緒の三部作|近代史学的研究|仏教美術、仏教考古学的研究|社会経済史的研究|
自然
科学的調査研究|発掘調査研究|ハンディな案内書|研究史料)|平泉藤原氏辺境在地勢力のなりたち(安倍氏在地勢力のなりたち|安倍氏勢力の構造|清原氏権力構造の変質|清原氏の没落|藤原清衡の出現)|平泉三代(奥御館の出自|初代清衡|二代基衡|三代秀衡|平泉三代の経済基盤)|平泉文化(平泉文化のひろがり|中尊寺|金色堂|経蔵|中尊寺の有形文化財)
刊行年:1959/11
データ:『中尊寺と藤原三代』 東北出版
1529. 藤本 強 はじめに|北海道の
自然
と文化|考古学を通してみた北海道の歴史(先縄文文化|縄文文化|続縄文文化|擦文文化|オホーツク文化|内耳土器・チャシの時代)|北海道の西・東(北海道の西東|縄文文化の西東|続縄文文化の西東|擦文文化とオホーツク文化)|北海道を彩る諸文化(北からの狩人?-細石刃グループ|大陸起源のやじり|暖かい気候と筒形の土器|集団墓地の成立|東北への進出|大集落と小集落-擦文文化の集落|アジアのヴァイキング-オホーツク文化|ヴァイキングの土着の一例-トビニタイ文化|ミッシング・リンク解明の鍵-チャシ)|北海道の考古学の歩み
刊行年:1979/04
データ:『北辺の遺跡』 教育社
1530. 菅田 正昭 神道-仏教渡来以前の古神道と聖なる場「森」との原初的関係|伊勢神宮-内外・外宮の禰宣を務めた荒木田・度会両家の系譜と抗争|道教-日本宗教の諸層に深く浸透した神仙・陰陽思想の裏面史|陰陽道-森羅万象を解明する「科学」は、なぜ呪術化したのか?|密教-釈迦が禁止した呪術的要素を付加された日本独自の「秘密教」|修験道-役小角を開祖とする「固有信仰」が日本宗教の源流となった理由|御霊信仰-
自然
現象を畏怖する〈祟り〉が怨霊に変容していく「闇」の歴史
刊行年:2001/01
データ:別冊歴史読本 26-2 新人物往来社 特別研究 争点 古代宗教史
1531. 新谷 行 原住民族収奪と天皇制国家(奴隷制としての古代天皇国家|古代における蝦夷とは何か|熊襲・隼人の抵抗とその消長)|阿倍臣比羅夫の北征とユーカラ(天皇族による東北侵略の実態|比羅夫の北略と出羽国|阿倍水軍とユーカラ)|桓武天皇の蝦夷侵略とアテルイの抵抗(天皇国家による北辺経営の本質|アザマロの叛乱とその意味|日本における民族戦争、アテルイの抵抗)|元慶の乱と蝦夷の独立宣言(秋田城をめぐる攻防|元慶の乱の意味と蝦夷独立の戦い)|俘囚長安倍氏と平泉藤原氏(「前九年の役」の経緯とその意味|後三年の役とその意味|平泉藤原氏の存立とその意味)|アイヌの
自然
観と生活(原始共産制としての共同社会|
自然
とのかかわり|優れた精神文化・ユーカラ)|和人の略奪植民主義とアイヌの抵抗(松前藩の成立とコシャマインの抵抗|シャクシャイン戦争とユーカラ|略奪植民地とクナシリ蜂起|幕府の北辺警衛とアイヌ政策|松浦武四郎のルポルタージュ)|明治天皇国家とアイヌ民族(天皇の絶対主義と蝦夷地の奪取|開拓史のアイヌ政策|旧土人保護法|皇民化教育の強制とアイヌ民族精神)|アイヌ民族の復権と天皇制国家(日本人のアイヌ民族観|北大・林教授の「北海道経済史」批判|アイヌ民族の復権と天皇制国家の滅亡)
刊行年:1977/12
データ:『アイヌ民族と天皇制国家』 三一書房
1532. - 秋草文壺│芦鷺文三耳壺│灰釉壺│灰釉突帯付蓮弁文広口壺│灰釉蓮弁文広口壺│蓮弁文広口壺│灰釉蓮弁小型壺│袈裟襷文小型壺│ざれ歌の碗(刻字刻文碗)│灰釉刻文広口壺│灰釉小型壺│刻文小型壺│刻文瓶子│刻文甕│灰釉片口細頸壺│瓶子│灰釉瓶子│双耳瓶子│陶製光背(承安4年銘)│五輪塔形経筒外容器(久安2年銘)│陶製経筒外容器(承安3年銘)│陶製経筒外容器(文治2年銘)│陶製経筒外容器(保安2年銘)│陶製経筒外容器(保安3年銘)│刻文広口壺│広口壺│灰釉刻文小型壺│ぶちわれ広口壺│陶錘│施釉された上に
自然
釉が被った陶片│様々な釉の調子│山茶碗│碗
刊行年:2013/10
データ:『渥美窯-国宝を生んだその美と技』 田原市博物館 作品解説 第1章 渥美の美を愛でる
1533. 大隅 和雄 家永三郎『日本思想史に於ける宗教的
自然
観の展開』創元社,1944(斎藤書店,1947)|内田銀蔵『歴史の評論』河出書房,1942|大隅和雄『中世思想史への構想』名著刊行会,1984|大隅和雄『愚管抄を読む』平凡社,1986(講談社学術文庫,1999)|大隅和雄『日本史のエクリチュール』弘文堂,1987|大隅和雄『事典の語る日本の歴史』そしえて,1988|大隅和雄『信心の世界,遁世者の心』中央公論新社,2002|風巻景次郞『新古今時代』人文書院,1936(塙書房,1955;『風巻景次郎全集』6,桜楓社,1970)|風巻景次郎『中世の文学伝統』日本放送出版協会,1940(角川書店,1948;『風巻景次郎全集』第5巻所収,桜楓社,1970;岩波文庫,1985)|風巻景次郎『日本文学史の構想』昭森社,1942(一部『風巻景次郎全集』第2巻所収,桜楓社,1971)|西郷信綱『日本古代文学史 改稿版』岩波書店,1963(加筆決定版:『日本古代文学史』同時代ライブラリー,1996)|高木市之助『吉野の鮎』岩波書店,1941|筑土鈴寛『慈圓』三省堂,1942(『筑土鈴寛著作集』2,せりか書房,1977所収)|筑土鈴寛『復古と叙事詩』青磁社,1942(『筑土鈴寛著作集』1,せりか書房,1976所収)|永積安明『中世文学論』日本評論社,1944|長沼賢海『日本宗教史の研究』教育研究会,1928|長沼賢海『日本文化史の研究』教育研究会,1937|平泉澄『中世に於ける社寺と社会との関係』至文堂,1926|平泉澄『中世に於ける精神生活』至文堂,1926|平泉澄『伝統』至文堂,1940
刊行年:2003/12
データ:『日本史文献事典』 弘文堂 第Ⅰ部
1534. 足立 尚計 トラ-将軍吉宗遺品というトラの爪 神であっても異国の畏怖の存在|オシドリ-夫婦の鏡、契りの祝い鳥 「おしどりのひとりね」は淋しい|ネコ-『本朝和名』で「家狸」と呼んで 怪談で有名だがやはり「招福」だ|カバ-しゃれから生まれた壁画の飾り いまは玄関先で千客万来演じる|ウサギ-愛きょうあるしり合わせの家紋 鳥ではないが「一羽」と数える|トンボ-「勝ち虫」と縁起をかついだ武人 古くから親しまれ語源には諸説|エビ-残る福井藩・吉久作の鉄製置物 長寿の印曲がった腰と長いヒゲ|タヌキ-地域や時代を超えファン絶えず 人間社会でがんばる姿に親しみ|キジ-恋も
自然
の中でこそふさわしい 「足羽の神の使い」でなじみ深い|キツネ-古来、人を惑わすと信じられた スマートな姿、神秘の権威十分|カマキリ-カマ振り回す野原の“ギャング” 日本には八種類、漢方薬に利用|コイ-立身出世の魚として古来貴ばれ 春嶽が竜門目指せと硯箱与える|シカ-丸い糞かたどり焼き物の土産品 哀しい鳴き声は歌人の歎き今に|ネズミ-語源は夜に活動する怪しい動物 若い女性はモルモットを想像?|カニ-語源は「赤い背中を持つ動物」か 「修行の為だ」と食べない宮司の家|フグ-猛毒秘めながらひょうきんな姿 鉄さ・鉄ちりは関西らしいトンチ|カエル-要らない進化ををとげた例なのか 丸く太った体形のカナヅチ組も|イヌ-ふっくらした身体が日本画にも 雪中で駆けっこする姿は風物詩|クジラ-ほぼ永久に姿消した伝統的食材 観光ツアーが人とのつきあいに|イカ-古くはカラスと死闘を繰り広げ 今は恋人たちを楽しませる味に|タコ-「悪魔の魚」なんてもってのほか 食べるのもかわいそうなくらい|シャチ-クジラやイルカの仲間の哺乳類 同類を食い物にして生き延びる|マンボウ-クラゲを常食として生き延びる ひょうきんな体形の「魚の王者」|カケス-カラスの仲間だが小柄で美しい 他の鳥のまねや人の言葉をまねる|カメ-浦島伝説から「めでたさ」を認識 長寿で縁起物によく使われる|サギ-雪深い日にも元気に突っ走る JRの特急列車「しらさぎ」号|クマ-民間薬として重宝された熊胆 殺すと山が荒れるとの俗信も|イノシシ-野性味が豊かな秋の味覚の王者 『日本書紀』には弑逆事件で登場|ムカデ-武運の神使で、福の神と仰がれ 信玄騎馬軍団の旗指物にも描く|ゾウ-若狭に来た足利義持への献上品 仏教絵画や量感のある作品にも|ニワトリ-「五徳」を表現した中国の雅楽 ほのぼの夫婦愛描いた藩主夫人|スズメ-『古事記』の時代から穀物と縁 平安貴族では「子飼い」流行|ウシ-古い時代では肉より力を頼りに 信仰上も神使として大切にした|ハマグリ-女房に化けて昔話や草子に 中国の古伝承で蜃気楼もつくる|ホタル-身をこがす恋の光と和歌に詠み 中国では「蛍雪の功」のたとえも|タイ-古代人は容姿から「赤女」と呼び 呪力ある神聖な魚として神饌に|アユ-運動不足で図体デカイ養殖もの なぜか現代の我々と重ねて見る|キンギョ-戦国時代ごろ観賞用として渡来 今は熱帯魚の流行でエサ金に|ツバメ-夫婦仲良く子をよく育てて勤勉 軒先の巣作りも歓迎し保護した|イルカ-頭よく快適に泳ぎクジラに属す シャチへと変わったという話も|ツル-三鳥といわれ武家社会で最高肉 徳川将軍の鷹狩りで第一の獲物|ヘビ-神話も多く神と畏怖の両面あり 夢に現れると「吉兆」との信仰も|ブタ-縄文時代から重要なたんぱく源 生活用具にも愛らしい姿で登場|タカ-凛然とした姿に亡国の誇り託す 武士台無しタカ飼いの文化開華|カブトムシ-たい肥の衰退とともに珍希種に 見た目の良さが現代人にもてる|コウモリ-西洋の嫌われ者は東洋の縁起物 迷走センセイによく似合うかも|カワセミ-文人らに愛された「生きた宝石」 『源氏物語』では黒髪の例えにも|ゴキブリ-見た目悪く病原体まく嫌われ者 飼育しやすく実験用に高い人気|ハト-軍神の使いとされ源氏と深い縁 丸く愛らしい姿が平和の象徴に|ホトトギス-黄泉へ導く鳥は勝家の辞世にも 風雅な声は文人たちに愛された|ラッコ-上下左右よくなびく上質な毛皮 千島では密猟者の手で激減した|ハクチョウ-天空駆ける「羽衣伝説」のモデル 穀物神としても信仰される霊鳥|ライチョウ-狩衣に、純白の浄衣に、「衣替え」 聖域を自由に舞う気品の貴族|セミ-「悲しさ」や「わびしさ」の情景が 似合う無情感ただよわせる
刊行年:2003/02
データ:『ことばの動物史-歴史と文学からみる』 明治書院